東京都千代田区の構造設計一級建築士事務所〔久輝建築工房〕は、
首都圏を中心に日本全国の建築構造設計業務を請負っております。

意匠設計、構造設計、設備設計の違いとは?建設設計に関わる業種を紹介

設計士が話しているイメージ
建築プロジェクトには多様な専門分野が関わりますが、その中でも特に重要な役割を果たすのが意匠設計構造設計、そして設備設計です。

これら三つの分野は、建築物の見た目、強度、機能性を決定づけるため、それぞれ異なる専門知識と技術が必要です。

この記事では、各分野の基本的な役割と職務内容、魅力、そしてその分野に向いている人物の特性を詳しく解説します。

建設設計について

工事中のビルのイメージ
建設設計は、建築物や施設が機能的であり、安全で、かつ美しくあるために必要なプロセスです。

この過程には多くの専門家が関わり、それぞれが独自の役割を果たします。意匠設計は建物の美観と機能を設計し、構造設計は建物の安全性と耐久性を確保し、設備設計は建物内の快適さと効率性を担保します。

これらの専門分野は互いに連携しながら、建築プロジェクトの成功に寄与します。

意匠設計

・意匠設計とは

意匠設計は建築物の「顔」とも言える部分、つまり外観や内装のデザインを手掛ける分野です。意匠設計士は建物のビジュアルアイデンティティを創出し、使用目的に合わせた空間を設計します。この工程では、クライアントの要望を形にし、文化的、社会的な背景を踏まえた上で、美しいだけでなく機能的なデザインを目指します。

・意匠設計の仕事内容

意匠設計士の仕事は、クライアントとの打ち合わせから始まります。クライアントの要望を聞き取り、それを基にコンセプトを作成します。その後、詳細な設計図を描き、色彩や材料を選定します。建築規制や環境に配慮しながら、最終的なデザインを決定する責任も意匠設計士にはあります。

・意匠設計の魅力

意匠設計の魅力は、自らのアイデアが形になることにあります。創造性を発揮し、美しい建築物を創出することで、街の景観や人々の生活に影響を与えることができます。また、歴史的な建物を現代的に再解釈するなど、文化的な遺産に新しい息吹を吹き込むことも意匠設計の一環です。

・意匠設計に向いている人

意匠設計に向いている人は、創造性に富み、美的センスが高い人です。また、クライアントの抽象的な要望を具体的なデザインに落とし込む能力が求められるため、コミュニケーション能力も非常に重要です。ディテールにこだわりを持ち、常に新しいデザインのトレンドを追求する好奇心も必要とされます。

構造設計

・構造設計とは

構造設計は、建築物の安全性、耐久性を確保するための専門分野です。この分野の専門家は、建物が自然災害や長期使用に耐えられるよう、建築物の骨組みや基礎を設計します。構造設計士は、物理的な力に対する建物の挙動を理解し、それに基づいた設計を行います。

・構造設計の仕事内容

構造設計士の主な仕事は、建物の構造計算を行い、安全で堅牢な建築ができるよう設計を進めることです。これには、使用される材料の強度試験から、構造体の模型作成、実際の建築現場での監督までが含まれます。構造設計は、意匠設計と密接に連携しながら行われ、建物のデザインと安全性のバランスを取る必要があります。

・構造設計の魅力

構造設計の魅力は、技術的な問題に対する解決策を見つけ出すことにあります。具体的な計算と科学的根拠に基づいた設計を通じて、人々が安全に生活できる空間を創り出します。また、最新の技術を取り入れ、より効率的で持続可能な建築を実現することにも寄与します。

・構造設計に向いてる人

構造設計に向いている人は、詳細な計算が得意で、物理学に強い興味を持っている人です。精密な作業を厭わず、常に精度を求める姿勋が求められます。また、チームで協力して作業を進めることが多いため、コミュニケーション能力も不可欠です。

設備設計

・設備設計とは

設備設計は、建築物の快適性と機能性を向上させるための設計を行います。これには空調、衛生、照明、防火システムなど、建物内のさまざまな設備の配置と機能を計画する作業が含まれます。設備設計士は、使用者の快適性を確保しつつ、エネルギー効率の良い設計を目指します。

・設備設計の仕事内容

設備設計の仕事は、建築物の機能性を保証するために、電気や水道、空調などのシステム設計を行います。これには、最新の技術を取り入れた環境に優しい設計をすることも含まれます。設備設計士は、建築物の利用シナリオを想定し、それに適した設備計画を立てる必要があります。

・設備設計の魅力

設備設計の魅力は、技術的な知識を活かして、建築物内の環境を最適化することにあります。エネルギー効率の良い設計を行うことで、環境保護にも貢献できます。また、最新の技術を取り入れることで、常に学び続けることができるのも大きな魅力です。

・設備設計に向いてる人

設備設計に向いている人は、工学に関する深い知識を持ち、新しい技術に対する強い興味を持っています。また、複雑なシステムを理解し、それを効果的に設計に組み込む能力が求められます。プロジェクトの全体像を把握し、他の専門家と協力して作業を進める協調性も重要です。

構造設計をご希望の企業様

株式会社久輝建築工房一級建築士事務所は、建築構造設計を専門とした建築設計事務所です。

鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造、混構造、耐震診断、耐震補強、その他・付帯業務等、構造種別用途を問わず様々な設計業務を請負っております。

お気軽にご相談下さい。お問い合わせはこちら


構造設計の興味ある方へ

新卒・中途採用を募集しています。

弊社は平均年齢が32歳と若い従業員が多い会社となります。中途だけでは無く、新卒の方も積極的採用を行っています。

RC造、S造、W造、混構造、耐震診断・補強設計業務など幅広い構造設計に携わることができるためスキルを高めたい方にはうってつけの会社です。

建築構造設計に興味ある方はお気軽に申し込み下さい。エントリーはこちら

久嶋 泰宏
㈱久輝建築工房一級建築士事務所
代表取締役
久嶋 泰宏


株式会社久輝建築工房一級建築士事務所 代表取締役。2015年10月創業以来、「構造設計業務」のあるべき姿を追求し「信頼」「堅実」「技術」の3つの スローガンに掲げ、常に時代と社会を見据えた革新と研鑽を続けている。